結構希少な企画本
最近復刊フェアで復活しているのだけど、故深見弾さんが中心となって編纂した「東欧SF傑作集(上・下)」を田舎から持ってきて、パラパラと眺めている。1980年当時は色々なSF関連の企画が通っていた時期で、「ロシアSF傑作選(上・下)」も同時期に編纂されている。どちらの企画も、今から考えれば結構希少な企画本だったんじゃないかと思う。
SFという文化そのものが、英米主体で、それ以外の国でも独自の幻想小説などの流を組む文学などがあることはあったのだろうけれど、馴染みは少なかっただろうと思う。そんな中で、旧社会主義のヨーロッパの国の娯楽小説をアンソロジーとして翻訳出版しようなどという試みは、どれほどマニアックなことか。
ちなみに当時の値段は上巻が380円、下巻が400円。現行は880円と920円なので、25年で2倍になったことになる。
ある意味奇書であり、ちびりちびりしっとりと夜長に読むには丁度楽しめる2冊である。
まだ東京創元社のホームページには在庫があるように書いていたので、もしも買っていない人がいたら、手にしてみるべきだろう。こんな変わった文庫本はあまりないだろうから。
SFという文化そのものが、英米主体で、それ以外の国でも独自の幻想小説などの流を組む文学などがあることはあったのだろうけれど、馴染みは少なかっただろうと思う。そんな中で、旧社会主義のヨーロッパの国の娯楽小説をアンソロジーとして翻訳出版しようなどという試みは、どれほどマニアックなことか。
ちなみに当時の値段は上巻が380円、下巻が400円。現行は880円と920円なので、25年で2倍になったことになる。
ある意味奇書であり、ちびりちびりしっとりと夜長に読むには丁度楽しめる2冊である。
まだ東京創元社のホームページには在庫があるように書いていたので、もしも買っていない人がいたら、手にしてみるべきだろう。こんな変わった文庫本はあまりないだろうから。
by kkusube
| 2005-12-14 20:19
| 本