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ナンバー938の呟き

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身の程知らずにもわずかばかりの知性をふりかざしてみたくて呟くのである

クルマが家電になってしまった日

 日本のクルマ市場がかなり変わった特殊な箱庭世界になってから久しいが、最近の売れてるクルマをチェックしてむるとあらためて驚かされる。2008年10月の自販連のベストデータでは、ミツビシのクルマもスバルのクルマもない。マツダはデミオ、スズキはスイフトの1車種。残りの28車種がトヨタとホンダとニッサンなのだ。
 さらにベスト10となるとちょっと異常な世界になる。トヨタが8車種。ホンダが2車種。ニッサンの姿はない。
 総合1位はカローラなのだが、これにはルミオンもフィールダーもアクシオというタイプの違う車種が入っている。兄弟車種を1台と考えると、真の一位はフィット(12188台)、二位はヴェルファイア・アルファード(10189台)、三位はヴィッツ(9851台)、以下ヴォクシー・ノア(9391台)、フリード(8037台)、プリウス(6341台)、パッソ(6205台)、フィールダー(約6000台)、エスティマ(4572台)、ラクティス(4264台)となる。
 フィット、ヴィッツ、パッソ、ラクティスの2ボックスコンパクトカーが4車種。これが売れ筋の主流。
 ヴェルファイア・アルファード、ヴォクシー・ノア、エスティマの1ボックスが3車種。その中でもヴァルファイア・アルファードの突出が目立つ。売れている高級車はこれだけだ。
 燃料高騰のおりかハッチバックのハイブリッド車が1車種。新車効果がまだ続いているコンパクトワンボックスが1車種。昔はよく売れていた時期もあったかもしれないワゴンが1車種。マーク2全盛の時代はいずこ、中国人が大好きな3ボックスセダンは1車種もない。昔セダンに乗っていた人はどうしてしまったのだろう。

 クルマの定義を軽自動車まで広げると、実際に、フィットよりも軽自動車のムーブ・ワゴンR・タントの3車種が売れているのだから、クルマらしい魅力とかセクシーさを感じるようなクルマはどうも生息できなくなってしまったようだ。おもちゃのような箱庭クルマしか売れなくなっているのだろう。
 こんな中でクルマに魅力を感じる人が出てくるのだろうか。それこそが今後のクルマ社会を暗示しているような気がしてならない。クルマが家電になってしまった日なのだろう。
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by kkusube | 2008-11-12 21:36 | クルマ