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ナンバー938の呟き

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身の程知らずにもわずかばかりの知性をふりかざしてみたくて呟くのである

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 半村良の「産霊山秘録(むすびのやまひろく)」にこういう文章がある。
「・・・みんな生きておる。そうして生きてやがてなんとか家を持つ。運さえめぐまれれば、家はやがて蔵がつこう。城にもなろう。
・・・武士と言い百姓と言い、みな人は人じゃ。でのうて、なぜ百姓が武士になれよう。武士がどうして百姓になれよう。人は人・・・みな同じじゃ。ただ運と不運があるのみよ。人は一度生まれた家を離れ、やがてまたみずからの家を持つ。なぜに・・・。おのれの運をためさんがためじゃ。生家を離れおのれの天運に明日を賭け、その運次第の家を持つのじゃ。なぜに・・・。子を産み育てるためにじゃ。子が産れ子が育つ。その家は子の故里じゃ。したがその子はまた家を離れる。・・・」


 人の命も、運不運。
 運を掴もうと努力するし、不運から逃れようと努力もする。
 しかし、それでも人は生まれてきた時点で、長さの決まったローソクのようなものから逃れられないのかもしれない。
 決して運命論者ではないが、人の世の情けと非情とをよく感じるこのごろである。
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by kkusube | 2006-06-26 20:36
 クルマを選ぶ個人的なポイントは、

1.  クルマは人と荷物を移動する道具であること(安全で快適に)
2.  1を満たすための基本的な部分がしっかりと造っていること


 この2点が基礎評価。で、個人的な体型とかを考えると、

3.大きめのオシリをしっかりささえてくれる大ぶりのシート
4.座高の高い体型でも圧迫感の少ない室内空間

 という付加条件が加わる。

 こんな単純な条件をしっかりと満たして造ってくれている自動車メーカーがほんと少なくなったんだよなぁ。
 手抜き姉歯のオンパレードで、いかにクルマを好きでない人達がモノを作っているのか匂ってくるような新型車ばかり。とほほです。
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by kkusube | 2006-06-24 18:32 | クルマ
 娘の8歳の誕生日は「てのりくま」を造形してもらったバースディケーキと、サンリオのキッチンセットだった。
 
 さて、この娘が  15
           +27
を、
 12たす57と計算しているという。
 答えは69だというのだ。

 学校で習っているはずだが、まさか教える先生も縦に数字を読んで足し算をするとは思いも付かないはず。まったくもってちょっと何を考えているのか理解できない娘である。こういう発想ってあり???
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by kkusube | 2006-06-13 21:35
 加藤廣作の歴史ミステリー。ベストセラーになった「信長の棺」の二作目。歴史ミステリーといっても、隆慶一郎の「影武者徳川家康」のようなタッチの読み出すと止まらない娯楽小説。とはいっても、勝者に悲哀を!敗者に美学を!という作者の基本姿勢は、ここしばらく読んだことのない感動と感涙をもたらす。隆も第一線をしりぞいてから作家になったが、加藤も同じような経緯をたどって作家になった。しかし、定番の話を新しく作者が探り出した新ネタを加えて上手に膨らましている。ボリュームも原稿用紙にして1500枚と大きく、秀吉の本能寺の変あたりから晩年の狂気までを描いている。
 レムとは違い、しっかりとした下調べのうえでストーリー構成をたて、話を書いているので、結末がどうなるのか作者も作中人物の動きしだい、予測がつかないという、天才タイプの書き手ではないが、なっとくのできる秀吉像である。
 それにしても若くして結核で亡くなった竹中半兵衛のあまりにもかっこいいことよ。
 次作は「明智左馬助」のようである。加藤廣は、隆慶一郎がいないいま、もっと作品を書いて欲しい一人である。
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by kkusube | 2006-06-08 21:08 |