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ナンバー938の呟き

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身の程知らずにもわずかばかりの知性をふりかざしてみたくて呟くのである

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 宇宙小説とスペース・オペラは微妙に違うらしいのだが、レナルズの作品はデズモンド・バグリィやイアン・フレミングを宇宙空間に持ち込んだような作風で、現代のイギリスSFを代表する作品ともいわれている。細かな情景の描写と小道具の凝り方がファンの気持ちをくすぐる。これってボクも大好き。宇宙SFもあまり売れていないようなんだけど、レナルズは売れてほしいです。
 前作の「啓示空間」はダーティ・ペアの大人版のような印象を持ったけれども、この作品も基本的には宇宙活劇である。登場する人間たちもいろいろなテクノロジーの恩恵を受けて、それなりに異形の姿にはなっているけれど、人間みたいな宇宙人が活躍する物語ではない。
 「カズムシティ」は文庫本にして1100ページもある大作なのだが、ついつい読み始めるとやめられなくなる。1100ページもあると持っているだけでも重い。持ち運びを考えると、2分冊程度にしてもよかったのかもと思ってしまう。これだけの長さが必要かとも思うが、しっかりと書き込んであるので冗長という印象はない。
 メタファーの深読みはしなくてもストーリーを追っかけて感情移入するだけで、きちんと読めるので読後感がぶれない。同じシリーズの中・短篇も「火星の長城」「銀河北極」と2冊の文庫本となって出ており、こちらのほうがずっとページ数が少ない分だけ読みやすくなっている。世界の設定がしっかりとされている様子なので、アイディアさえ沸けばまだまだ作品を増やしてくれそうだ。
 「イリアム」「オリュンポス(上・下)」のシモンズは予想外につまらなかったので、レナルズがこれだけ面白いのは今後にさらに期待できそうだ。SF読む人が減っているので、この作品面白かったよといっても、ケータイ小説を読む読者層はひっぱりこめそうにはないだろうなと思う。
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by kkusube | 2007-12-22 21:59 |
 原油価格が高騰したあおりを受けて、石油関連商品とそれにつならぬ生活用品全般が値上がりしている。ガソリン価格もこのところ急ピッチで値上がりし、150円/L台にのった。昭和62年以降の統計を取り続けて以来の高値だそうである。もちろんそれ以前の石油ショックにはもう少し高くなったのだから、高くはなったものの最高値であるというような気はしない。200円/Lくらいになっても決して驚きはしないだろう。原油価格の高騰は産油国の思う壺であり、枯渇するまでに儲かるだけ儲けて贅沢三昧放蕩生活にひたる人々の姿が思い浮かぶ。実際にアラブの石油王たちは散財しまくりらしい。
 ガソリン価格が上がってことで、ガソリンの買い控えとは裏腹にクルマ用品店での省燃費グッズが2割り増しの好調な売れ行きを示しているらしい。省燃費グッズで唯一効果のあるのが、運転モニターである。他の製品はプラセボ効果に過ぎない。燃費を気にする運転をモニターする作業を行うことで、燃料消費は節約可能となり、唯一省燃費を実現することができる。磁気で燃料を改質するとか特殊な金属を燃料タンクに浮かべることで燃料を改質するなどというたわごとが横行しているが、そんなことが簡単にできるならば自動車メーカーが率先して装着し10・15モードの値を改善するために装着しているからだ。省燃費グッズを装着することで、意識的にエコノミーな運転をするようになり、その結果としてわずかばかりの燃費の向上は見られるかもしれない。それこそプラセボ効果でしかありえない。
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by kkusube | 2007-12-05 20:47 | クルマ