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ナンバー938の呟き

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身の程知らずにもわずかばかりの知性をふりかざしてみたくて呟くのである

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 二年前に買ったミニノートが絶不調になった。起動には数分以上を要するし、ソフトの起動も遅い、その上音がまるでスピーカーが壊れたかのように音飛びしてビビるようになった。
 デフラグやらレジストリの圧縮やらアカウントの変更やらありとあらゆる対症療法を試みたのだが、まったく改善しない。何とか使える状態ではあるが、購入したときの動作とは別物で、どうしてこんなに遅くなってしまったのかも見当がつかないし、音が歪む原因もまるでウイルスに乗っ取られたかのようだ。もちろんAVGというフリーのウイルス対策ソフトでチェックしているのだけど、ウイルスの兆候は見いだせず。どうしてしまったのだろうと頭を抱えた。
 最後の手段としてリカバリーディスクに登場願って、クリーンインストールすることにした。最初はいくつかのソフトがインストールできていなかったのだけど、ASUSノートには、しっかりと買った時の状態に戻せるDVDが添付されていて買った時の状態に戻すことができた。結局パソコンが壊れたわけではなく、Windowsが壊れかけていたようだ。根治療法に勝るものなしなんだねぇ。
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by kkusube | 2011-04-15 22:08 | パソコン
 節電に務めているため、大震災の被災に遠慮しているため、どうやら世の中は自粛ムードが蔓延している。そのことに対して必要以上の自粛は経済を沈滞させるだけで、今こそ自粛はすべきでないという意見も散見されるようになった。確かにネオン街から明かりが消え、旅行客の客足は鈍り、消費も低迷しているのが肌身で感じられる。だからといって、ネオン街に煌々と何時までも明かりが点いていることが果たして必要なことだったのだろうか。あるいは店内をギンギラと明るくすることが本当に必要なことだったのだろうか。いま考えてみるべき時期なのではないだろうか。すぐに対応しなければならない山積する被災対策は重要だけど、この国がどのような未来を切り開けるのか、あるいはどのような国となってゆきたいのかという長期展望にたった計画がいまこそ重要なのではないだろうか。
 電気は無尽蔵にあるものではない。限りある資源をどう有効に活用するかという観点からの提案がなされるべきで、単純に自粛はよろしくない経済活性化のために消費経済を回さなければならないという一部の論調には疑いを覚える。

 自粛するとかしないとかいうまえに、まず必要以上に華美ではなかったのか一度疑ってみるべきだろう。
 バブル華やかなりし1987年の電力消費量に対して、2010年は36%も増加しているという話も聞いた。もっと節約しても豊かな生活が築けるのではないか?
 消費経済を回すという過去の考え方を疑ってみることから新しい時代が始まるのではないだろうかと思う。
 それが日本という国のあり方を決めるような気がする。
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by kkusube | 2011-04-10 11:58
 数年前に単行本出てていたのがようやく文庫版となった。ル=グィン晩年の作品で、ゲド戦記よりは少し大人向けだけどヤングアダルト向けのファンタジー。とはいっても、ラノベとは異なるもので、ル=グィンの小説を読んだことがある人にとっては懐かしい構成となっている。ハイニッシュ・ユニバースシリーズではないが、雰囲気は似ている。舞台は西のはてと呼ばれる地域。今の地球ではない似たような世界。高地に住む一部の人達はギフトと呼ばれる魔法のようなものが使える。ギフトが使えることで、昔ながらの生活を守って生きている。その中に生まれたオレックは、一族に伝わるギフトが発現しないままに成長してゆく。ギフトを持っていることに翻弄される若者を描き、その若者たちが故郷を旅立つところでこの物語は終わる。
 独立した3部作であるが、登場人物は重なるようである。人類学に造詣が深く、人種やジェンダーにも強い問題意識をもったル=グィンならではの物語である。
 淡々と静かに物語はすすむけれど、その中に深い情感があって味わいのある作品となっている。

 Annals of the Western Shoreというシリーズの第1作。本国では2004年に刊行された。
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by kkusube | 2011-04-04 20:33 |