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ナンバー938の呟き

kkusube.exblog.jp

まったくのアホながら わずかばかりの知性をふりかざしてみんとて 呟くのである

アクアとインプレッサ

 2011年のクルマの生産台数を見ていると、日本メーカーの第三位であるホンダはあと少しでスズキに迫られている。それ以外のメーカーは立ち位置があやうくなり、他の大手メーカーと提携するなりプレミアムメーカーとして存続するなりの存亡を問われる時期に入っているようだ。
 そんな中で今年の新車を見て座った感想を、フェイスブックには簡単に書いたのだけど、もう少しくだくだと書いてみたい。
 一番期待の高かったトヨタアクア。これは大きく残念でしょうだった。大きさの点が問題ではあるが、欲しい装備を装着したアクアを買うのならばほぼ同じ程度のお金で同等の裝備を装着したプリウスが買えるということもマイナスポイントだろう。
 外観はまぁ慣れる部分はあるにしても、内装はここまでコストダウンというところが目立つ。前席はまだ使い物になるとして、後部座席はコンパクトカーとしては失敗だと思う。これがスポーティカーならば何も問題ない。正直言ってAE86と似たような室内空間なのだ。問題はアクアがファミリーカーとして位置づけられているクルマだというところにある。後部座席はウインドウに近く座ると随分な圧迫感で、より真ん中に座らざるえない。低燃費しか特徴のないクルマと言う意味では、旧インサイトに近いものがある。取りあえずは爆発的に売れるのだろうけど、きちんと作っていないクルマは長くは持たないものだ。初代プリウスの室内空間の作り方をトヨタの設計陣は再度学び直した方がいいのではないかと思った。

 外観がひどいと評判の新しいインプレッサ。内装はダッシュボードにもパッドが入り高級そうに見えるようになった。触ってみれば一目瞭然の安っぽさはどうしようもない。ペラペラのドアとかウインドウスイッチとか、高級とは何か他のメーカーのクルマを買って研究する余裕もないのだろう。確か開発責任者すら先代インプレッサに乗っていてその不満部分を解消したみたいなことを言っていたが、そうではなくて他メーカーのいいところをしっかりと取り入れる必要があるのではないだろうか。このサイズでクルマを作ればもう少しまともな室内空間を実現できるはずだし、FFとAWDの両方を用意している都合上で床の盛り上がりが大きいのも昔ながらの設計だからではないだろうか。
実際に運転しているわけではないので、新型エンジンやトランスミッションのよさは分からないけれど、年改ごとに変わる会社なので熟成を待ちたいところだ。
by kkusube | 2012-01-29 09:22 | クルマ

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