「黙示録3174年」読了
W・M・ミラー・ジュニアの「黙示録3174年」を今頃読了した。60年だかのヒューゴー賞(読者賞)受賞作で名のみ高いのだが、読んでみてもありきたりな核戦争後の修道院での人類の技術保全の話で、今の修道院の生活とたいして変わらない記述が続く。
修道院の意味とかキリスト教の意味とかが実感できない日本人が読んで、何かぴんと来るものがあるかというと、ただ退屈な描写が続くだけである。しかも中篇を3篇まとめて長編としただけの構成なので、それぞれがばらばらな連作となっていて構成力の面でも希薄に感じられる。
水鏡子というペンネームのBNF(ビッグネームファン)がいるが、ウォルターは水でもないし、ミラーも鏡ではないだろうから、単なる駄洒落のペンネームなんだろう。
別段SF小説として書く必要もない内容だと思う。
修道院の意味とかキリスト教の意味とかが実感できない日本人が読んで、何かぴんと来るものがあるかというと、ただ退屈な描写が続くだけである。しかも中篇を3篇まとめて長編としただけの構成なので、それぞれがばらばらな連作となっていて構成力の面でも希薄に感じられる。
水鏡子というペンネームのBNF(ビッグネームファン)がいるが、ウォルターは水でもないし、ミラーも鏡ではないだろうから、単なる駄洒落のペンネームなんだろう。
別段SF小説として書く必要もない内容だと思う。
by kkusube
| 2007-02-03 10:07
| 本