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ナンバー938の呟き

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まったくのアホながら わずかばかりの知性をふりかざしてみんとて 呟くのである

Kカーの不都合な真実

3395×1475×1530×2490×1310×1305×770×58×36
3405×1505×1325×2280×1300×1280×600×60×38

 この数字の羅列が何を意味するのか。
 じつは下段は初代のCIVICなのである。上段はダイハツミラ。1000ccの小型乗用車と660ccの現代の軽自動車を比較してみると面白いことに気づく。ほとんど同じスペックなのだ。しかも画期的な小型乗用車であったシビックは、出た当時でも十分な性能を有していた。いまの軽自動車はサイズ面でもスペックでも同等のクルマに仕上がっている。ホイールベースが長い分だけ、室内空間はより広く、全高が高い分だけ室内空間はより広くなっているのだ。
奇妙なことに最高出力も同程度、燃料タンクの容量も同程度である。35年前のクルマと現代の車を比較すること自体がおかしいというならば、いまでも愛好者の多い旧型のミニなんぞは50年近くも前のクルマなのにだ。人を乗せて快適に走るという用件に関しては、30年や50年そこらで違いは出てこない。しかも35年前のカローラやサニーやですら、全幅は1500前後。室内長に関しては、現代の軽自動車の方が上をいっているのだろう。
 映画「不都合な真実」に感銘を受けたと片山寅之助や安部総理大臣がいうのならば、クルマの排気量は2.5Lまでとかにしてしまってもいいはずだろう。まずその前に国会議員は軽自動車以外所有してはならないとしてもいいだろう。大きなクルマに乗りたい一般市民には、環境税を車体本体の数倍徴収するとかする方法もある。皆が3L近くもあるバス(ミニバンとも呼ぶが)を所有する意味がどこにあるのだろう?
 大手クルマメーカーが、大排気量のスポーツカーやSUVを開発し販売し大利益をあげる理由がどこにあるのだろうか。一方で大排気量クルマを量産し、片方でポーズばかりの環境に優しいクルマを開発する意味はどこにあるのだろう。
by kkusube | 2007-03-10 10:22 | クルマ

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