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ナンバー938の呟き

kkusube.exblog.jp

まったくのアホながら わずかばかりの知性をふりかざしてみんとて 呟くのである

石油は2030年まで?

 今月号のNAVIという自動車雑誌で燃費特集をやっていて、どうやら自動車メーカーは2030年頃に石油が枯渇するのではと予想しているらしいことが書いてあった。実際に今の石油社会がどうなってゆくのかは予断を許さないが、1Lが160円という価格はすでに30年以上も前の石油ショック時に経験している特段に珍しい数字ではない。ただし、その時点での1バレルあたりの原油価格と現在の原油価格を比較すると、原油自体は随分と高くなっているようなので、需要に供給が追いつかない状況で推移していることは間違いない。化石燃料自体は豊富に埋蔵されていることは分かっているが、もっとも扱いやすい石油がどのくらいもつのかは誰にも分からないことだろう。石油がなくなれば代替エネルギーだということで、電気やトウモロコシやと騒がしいが、所詮は石油の上にあぐらをかいているだけのこと。今の社会では、電気もトウモロコシも石油が枯渇すれば滅びるのだ。もっとも、石油が枯渇して新しい社会ができるさまを描いたまともなSF小説を読んだこともないので、人間の予想できることには限りがあるのかもしれない。
 そのNAVIの特集で、都心の渋滞の中を走る抜ける企画では、プリウスが格段の成績を上げていた。もっとも、そんな渋滞の中を9時間近くも走り続けるのは人間として耐えられるものではない。プリウスの燃費がどんなによくてもプリウスで走りたいとは思わないだろう。もうひとつの企画は、VWのトゥーランで高速燃費を比較するという記事があった。これはまったく下らない記事で、高速走行ではその排気量に見あった燃費となるだけなのだ。デメリットは空気抵抗だろうが、100キロ程度ならば空気抵抗もさほどの要因となるとは思えず、1.4LのトゥーランがLあたり15km程度走ったとしても、他の1.4Lのクルマでも同じことだろうし、プリウスでもさほどは変わらないのではないだろうか。

 石油の次に何がくるのか?化石燃料以外はまともな量が期待できない星なので、石炭をどう料理できるかになるのだろうか?興味はつきない。
by kkusube | 2008-02-11 23:01 | クルマ

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